第1回分科会概要

 

1.日時:2014年3月28日(金)午後6時30分~8時30分

2.場所:一般社団法人科学技術と経済の会 会議室

3.話題提供者:Dr.奥和田 久美氏

        独立行政法人科学技術振興機構

        社会技術研究センター シニアフェロー

4.話題:「ダイバーシティーとイノベーションは関係する

     のか? ~種々のデータから考える~」

5.概要

「ダイバシティー」と「イノベーション」の関係は明らかではないが、「ダイバシティー」は「イノベーション」を起こす1要素かもしれないとして、各種データを引用しながら下記事項を明らかにした。

(1)知識科学で言う「集合知」の成立条件の一つ「意見が多様なこと」から、「ダイバシティー」は「イノベーション」の要因と言えそう。

(2)「ダイバシティー」と「イノベーション」の関係を探るには「事例からの議論・アプローチ」と「データかあの議論・アプローチ」があるがいくつかの事例からの結論は危険

(3)日本のR&D活動は諸外国と分野ごとの論文数比較や諸外国研究分野との乖離度からガラパゴス化が進んでいるのではないか?

(4)過去40年間の多く使われた特徴語の頻出度調査から失われた10年の時期には特徴語数が極端に減少しているので新しい発想が生まれなくなったことを物語っているのではないか?

(5)学際性(interdiciplinary)の必要性は当たり前で、「社会の課題解決」には、組織単位・セクター単位を越えた

ダイバシティーの拡大が必要ではないか?

最後に、新たな問題提起として、以下の以下の3点を紹介した。

(1)「ダイバシティー」不足で「イノベーション」は起きにくいのか?

(2)「イノベーション」が期待できるレベルまで、「だいばしてぃー」は拡大できるのか?

(3)今後、どのような方法論で議論していくのか?

6.次回予定

産業界から「ダイバシティー推進状況と課題」について、またアカデミアから「ダイバシティー」と「イノベーション」関係に関する先行研究状況の講演と議論