IM分科会第2回概要

                                  

1.日時:2013.2.19(火)18:30~20:30

2.場所:科学技術と経済の会会議室

3.概要

3-1講話

 ・講師:吉海正憲氏 住友電気工業㈱ 常務執行役員 研究統括本部副本部長

 ・演題:収益性を高くする研究開発へ

3-2主な内容

(1)住友電工概要

 ・事業セグメント別売上高は自動車部品の占める割合が50%と高い

 ・R&D構造上の特色は、中央研究所を持たず、事業部門との連動を重視していること

 ・R&Dマネジメントでは研究の性格・フェーズによって予算種別(ABC)によりマネジメントしていること

 ・新領域技術研究所としては、ライフサイエンス、水ビジネス、農業ビジネスなどの技術研究を推進していること。その他環境エネルギー部門で主力の超伝導製品開発や、近年の新規事業として成功を収めたメガワット級大規模蓄発電システムなどのご紹介があった。

(2)研究開発とビジネスモデルに関する5つの課題

 ①産業全体の問題、②業種固有の問題、③社会構造の問題、④経済運営の問題、⑤産業政策の問題

新しい事業領域へ乗り出す場合の課題として、①新しい事業と研究活動の関係、②既存事業部門の重要性と限界、③研究開発とビジネスモデル・マーケティングの同時性などの点が指摘された。また、新製品開発については、競争力と収益力および研究開発における製品の差別化(収益力)、市場予測の失敗・成功要因等、MOT的視点からの考察が示された。

3-3主な議論

(1)グローバル市場への対応力を具備した企業経営と人材起用の多様性についての議論

(2)製品コンセプトは優れた直感力・洞察力に依存するのかの議論

(3)本分科会の果たす役割(アカデミアのMOTと実学との連携のあり方)について、参加各位に新たな問題意識が醸成された。

(4)参加された大学の先生方から、アカデミアとしてどう考えるべきかの見解が例示された

3-4次回予定

 ・連休明け5月末頃を目標とする

 ・引き続き「アカデミアのMOTと実学との連携のあり方」について議論 

 

以上